失敗しない熱処理加工のポイント

ポイント1材料と熱処理のマッチング

金属材料には様々な種類があり、熱処理にも多くの種類があります。
材料と熱処理のマッチングに注意しないとトラブルの原因になりかねません。


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熱処理とひとくちに言っても、数多くの熱処理方法があり、また材料種類も千差万別です。

材料種類に応じて適正な熱処理方法を選択しないと、硬度不足や割れ、欠けなど、思わぬトラブルにつながってしまいます。

材料と熱処理のマッチングの例

材料   熱処理方法   こんなトラブルに!   失敗しない
熱処理方法
 
機械構造用
炭素鋼
(S35C・S45Cなど)
  浸炭  

■材料内部のじん性が低く、もろくなる。

■狙いの硬度が出ない。

  焼入・焼戻し
             
圧延鋼板
(SPC・SPHなど)
  浸炭  

■特性上カーボンとなじみにくいため、十分な硬さが出ない。

■表面硬度にバラつき。

  浸炭窒化
※表面に窒化層を
形成させる
             
クロムモリブデン鋼
(SCM415)
  焼入・焼戻し  

■材料に含まれるカーボンが少ないため、焼入・焼戻しでは十分な硬度が出ない。

  浸炭
材料に適した熱処理方法を選択すること!
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