熱処理加工データ集

炎焼入

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概要
炎焼入れは、処理品表面に直接高温の炎を当てて加熱し、急冷却することによって表面を硬くする表面硬化熱処理の一つです。 炎焼入れに適したガスは、炎の温度が高いこと、燃焼速度が速いこと、発熱量が大きいことの条件に合致している必要があります。
目的
炎焼入れの特徴としては、次のような長所があります。
1.短時間処理である。
2.部分焼入れが可能である。
3.比較的簡単な設備で焼入れが可能である。
熱処理方法
炎焼入れに用いられるガスの種類として、一般には炎の温度が高い理由で、酸素−アセチレン炎がよく使用されています。
比較的深い硬化層が要求される場合には、発熱量の多い酸素−プロパン炎が使用されることもあります。
その他、焼入れ方法として、定置焼入式、回転焼入式、漸進焼入法などの方法があります。
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